2022/07/04

12年振りの里帰り

タッパーに入って(笑)12年振りに里帰りしたボケサンゴのリングです。
笑ったけどタッパーに入れて送って下さるのが大正解!

ウチもワックス原型を鋳造屋さんに送る時は、パーツケースかタッパーを使います。輸送時の衝撃等から品物を守る為です。



早速リングを拝見してみると、サンゴの両サイド(指に当たる部分)は光沢が無くなっているものの、12年も使ったとは思えない程綺麗な状態で、オーナーさんが大切にしてくれてた事が伝わってきて、めっちゃ嬉しい気持ちになりましたぁ。


そして枠から外して… って簡単に書きましたが、12年前にサンゴを接着する時に、ジュエリー制作の匠工房さんから教わった、賞賛と苦情の接着技(接着剤がサラサラになるまで温めて混ぜ合わせると、気泡が入らず強力に接着出来る)で留めていた為に、サンゴを外すまで3時間も掛かってしまいました。

この接着技を用いると、加工屋から苦情が来ると言う事を身をもって体験しました。(ほんま腹立つぐらい外れんぜよ)

お客さんからは使ってても外れないから賞賛されるけどね(^^)

そして、サンゴと18ゴールド枠の下地磨きをして、仕上げの磨きに移りましょう。

状態が綺麗だったから、サンゴは2000番の耐水ペーパーで、枠はシリコンポイントで綺麗になりました。


仕上げの磨きを入れてからサンゴにPS加工をして、後は前述の賞賛と苦情の接着技でフィニッシュ。


ハイ!出来上がり!
ぜーんぶ艶々で新品になりました。

また、12年後?に会おうぜ!

と、言う事でオーナーさんの所に帰宅しましたとさ。タッパーに入って(笑)

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